3/07/2005

vCJD in Japan

変異型ヤコブ病 80-96年英仏 滞在1日で献血禁止 数十万人が対象

 「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」(vCJD)の患者が国内で初めて確認された問題で、厚生労働省は7日、1980年から96年にかけ、イギリスとフランスに一日以上滞在していた人の献血を禁止することを決めた。日赤によると、対象者は数十万人にのぼる。臓器提供も同様に禁止される。
 国内初の患者が1990年、英国とフランスに短期間滞在していたときに感染した可能性が有力との判断を受けての措置。患者は50歳代の男性で昨年12月に死亡。今年2月にvCJDと確認された。
 厚労省は1980年以降現在まで、イギリスやフランス、ドイツ、イタリアなど十カ国に半年以上滞在していた人に対し、献血禁止措置を取っていた。しかし、二月に初の患者が確認されたことで、イギリスだけは献血禁止措置の対象者を滞在歴一カ月以上に拡大した。フランスなどほかのBSE(牛海綿状脳症)発生国は、半年以上のまま、据え置かれていた。
 ヤコブ病のサーベイランス委員会が患者の家族や主治医に対する聞き取り調査を実施。パスポートに残されていた渡航歴から、1990年前半に英国に24日間、フランスに3日間滞在していたことが確認された。手術歴や輸血歴はなかった。英国滞在中は現地の庶民料理を好み、vCJDの原因となりうる材料が含まれていた可能性があるハンバーガーやグレービーソースを食べていたことが分かった。
Sankei

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